【支笏湖温泉でリーズナブルに泊まれる宿】支笏湖温泉 休暇村支笏湖(北海道千歳市)

関東では、梅雨明け発表前にもかかわらず夏本番のような天気が続いていた2025年7月中旬。
前年の夏に旭岳で経験した爽やかな気候を再び味わいたくて今年も北海道へ。
今回は、登別温泉を経由して、透明度の高さで有名な支笏湖を巡るため、湖に近くてお財布へのやさしさが溢れている「休暇村支笏湖」にお世話になることに。

目次

概要

「休暇村支笏湖」は、新千歳空港から西に約25㎞、苫小牧市からは北西に同じく約25㎞の距離にある支笏湖の湖畔に自然に包まれたように立地する全38室のこぢんまりとした宿です。
支笏湖は、言うまでもなく日本一の水質と透明度を誇ることで有名な湖で、そんな場所に飛行機やフェリーで北海道に上陸して、そこからクルマで30分程度移動するだけで到着してしまうというのは本当に驚きです。
なお、この宿は、地図上では支笏湖畔に位置していることから部屋から湖を眺めることができると思ってしまいそうですが、湖面から30m程上の高台にあり、宿の周囲は「野鳥の森」や園地周囲の木々に囲まれていることから、レイクビューではなくフォレストビューと考えていたほうが、訪れてからイメージの違いに落胆することが避けられると思います(ホテル公式サイトのよくある質問のページにもその旨が記載されています)。

アプローチ

「休暇村支笏湖」外観
看板
送迎バス

この日は、前日に新千歳空港からレンタカーで移動して宿泊した登別温泉を出発し、室蘭に足を延ばして地球岬へ、その後に支笏湖畔を散策してから投宿しました(本当は、支笏湖で水中遊覧船に乗るのを楽しみにしていたのですが、強風のため運行できないとのことで、とても残念な結果となってしまいました)。
支笏湖からは、ビジターセンターのあるエリア前の国道453号を苫小牧方面に出て千歳川を渡り、案内表示に従って緑の森の中の道を1㎞ほど進むと宿の駐車場が見えてきます。外観は写真の通り3階建てで、周囲の景観に溶け込んで落ち着く雰囲気を醸し出していました。
なお、新千歳空港からは千歳駅を経由する路線バスを利用して支笏湖まで来れば、宿の送迎バスで送迎してもらうことができます(要予約です)。

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館内

フロント

フロント
アメニティバー
土産物コーナー

エントランスから入って左手にフロントがあり、その先進むと土産物の売店があります。
歯ブラシ、ヘアブラシ、カミソリ、シャワーキャップは、アメニティバーにて必要分をもらって部屋に向かいます。

ロビー

案内表示
ゲーム類

ロビーには、カードゲームやボードゲームが貸し出し可能になっています(一部は有料)。

ラウンジ

ラウンジ入口
ラウンジカウンター
ラウンジ書棚

13:00~16:00の間に宿泊者が利用できるバードラウンジ。
レストランの一部がラウンジとして開放されているものです。
窓際のカウンターには双眼鏡が用意されており、野鳥たちの活動を観察することができます。
また、貸し出し可能な数十冊の文庫本が収められた書棚もあります。

ハスカップジュース
フリードリンクメニュー
フリードリンク

バードラウンジに用意されている飲み物のメニューは、豊富な種類の紅茶とコーヒーとメロンジュースなど。
この日は、ハスカップジュースもいただくことができました。

客室

客室全景
客室からの眺め

今回宿泊した部屋は22㎡の和洋室。
ベッドはセミダブルで、テーブルの上にはウェルカムスイーツの「北海道バタークッキー」が用意されていました。
窓の外に見えるのは、雨上がりのホテル前の広場を取り囲む緑の木々。

洗面台
トイレ

この部屋タイプでは、洗面台とトイレは付属していますがバスルームはありません。

ヘアドライヤー
タオル

部屋に付属する備品は、ヘアドライヤー、持ち帰り可能なフェイスタオル。
ベッドサイドには空気清浄機もあります。

コーヒーメーカー
コーヒーカップとカートリッジ
水ボトル

飲み物は緑茶のセットとコーヒーマシンが設置されています。
コーヒーは4杯分のカプセルが付属しているので、特別なコーヒー好きでもなければ2人で1泊2日の滞在には十分です。
また、無料の500mlのミネラルウォーターのボトルも備えられています。

レンタルまくら
寝顔美人

1階のエレベータホールにはレンタル用の枕が展示されています。
部屋のベッドに備えられている枕だと高さが合わないという方にとってはありがたいサービスだと思います。
私の奥さんも見つけた瞬間に速攻でフロントにダッシュしていました。

大浴場

大浴場入り口
温泉成分分析表

大浴場は、2階でエレベータを降りて右手奥にあります。
男湯の脱衣所内の広さは脱衣かご32人分、洗面台が3台、ドライヤーは2台でした。
浴室内は洗い場が7人分で、浴槽の余裕をもって入れる人数は6人程度でしょうか。
温泉はナトリウム-炭酸水素塩温泉。
ナトリウムの効果でポカポカ、お湯はとろとろとしていてお風呂上りの肌はスベスベでした。
また、メタほう酸の量も多いため、皮膚の傷などにも効果がありそうです。
衛生面では循環ろ過と塩素系の消毒剤が使用されているそうですが、犬並みに鼻の利く奥さんも気にならなかったそうです。

その他の施設

小広間の椅子
大広間
連絡通路

リラックススペースとして、大浴場入り口と通路を挟んで小広間が、また、建物の西側の角にはヨガマットやバランスボールが用意された大広間がありました。
そうそう、画像には映っていませんが小広間には自立式のハンモックもありました。
外の天気が悪い日には、敢えて出かけずにこちらでのんびり過ごすのも良いかもしれません。
雰囲気の良いランプで照らされている場所は、別館への連絡通路です。

コインランドリー
自動販売機
冷凍庫

小広間と階段を挟んだ場所にはコインランドリー、飲み物の自動販売機、保冷用の製氷機の設置されているコーナーがありました。

食事

夕食

ビュッフェ1
ビュッフェ2
ビュッフェ3
ビュッフェ4
ビュッフェ5
ビュッフェ6
豚しゃぶ
デザート

夕食はビュッフェ形式。
開始時間は、17:30から19:00の間で30分おきです。チェックイン時に選択します。
私たちは18:30からにしてもらいました。

朝食

朝食

朝食もビュッフェ形式です。
夕食と違って一斉に人が集まったため、とても料理を撮影できる状況ではありませんでした。
画像は奥さんが選んできたもの。
中心にあるのはスープカレーです。

タカの目チェック(女性目線で気づいたこと)

私の奥さん「タカ子」さんによる女性目線のコメントコーナーです。

客室

今回の部屋はバスなしの和洋室。
ベッド直下がフローリングになっている畳敷きの部屋で、ベッド自体の寝心地も良いです。
洗面所は適度な広さで、設備も新しめ。フェイスアンドハンドソープのみが置いてあり、化粧水、乳液、メイク落としなどはありませんが、手拭き用タオルと台拭きが用意されているのはありがたいです。
また、館内は全て支笏湖水系の美味しい水を使用されていて、持ち帰れるようにポット給水用ノズルが設置されています。

大浴場

お風呂はトロッとしたぬめりのある良泉(サウナもあり)。
シャンプーは、しっとりタイプの馬油と、しっとりするのにサラっとした仕上がりになるDHCオリーブグリーンの2種類で浴室内にメイク落としもあり。
洗面所には、DHCシリーズと旅美人の化粧水と乳液、ヘアミルクまでありました。
ロッカーは鍵付きで良かったのですが、脱衣所も浴室も狭めです。

食事

朝食夕食共にビュッフェで、品数が少なめなことに加えて、夏だったからか冷しゃぶ、海鮮丼、オードブル、サラダなど、コールドメニューが多めでした。
個人的には、夏でも冷房が効く館内での食事である事から、身体が温まる食事が摂りたかったです。
火を使うラム肉のジンギスカンや、牛タンを使った料理はありましたが、これらは万人受けするとも思えず、小さい子供が好む挽肉を使った料理や、カレーライスなどがあると良かったかな。
でも、揚げたてとり天のテーブルサービスは良かったし、手作りするデザートは楽しかったです(むしろ夫の方が楽しんでいたので、夢中になってシマエナガの最中「しまえなか」を作る様子を撮影してみた)。

夕食の開始時間をチェックイン時に決めるのですが、レストランのキャパは大きいとは言えないため、予約時間に確実に座りたい方は、一便の17:30スタートが良いと思います。
実際、食事を摂るグループの回転がうまく回っていなかった様で、私たちが食事を終えた19:15になっても、19:00スタートと思われる方たちがレストラン入り口前の椅子に待ちくたびれた様子で座って席が空くのを待っていました。

朝食時には、窓際のカウンター席に座ると、野鳥の餌台にやってくる可愛い小鳥たちを眺めながら食事が出来ます。
小鳥好きの私たち夫婦にとって至福の時間でした。
北海道発祥のスープカレーも美味しかった!

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周辺の様子

本館前の庭
展望台から見た恵庭岳

休暇村支笏湖本館前には木々に囲まれた広場があります。
そこここに設置されているベンチに座っていると周囲を飛び回る野鳥たちの姿や声を楽しむことができます。
また、この広場を千歳川河口方向に進んでいくと恵庭岳を臨む展望台があります。

支笏湖ビジターセンター2
支笏湖ビジターセンター1

休暇村支笏湖からは、支笏湖際から下りる階段を使って徒歩で15分、クルマで5分程のところにある支笏湖ビジターセンターがあります。
支笏湖の自然に関する展示がされており、支笏湖を眺めるベンチもあって、しばし休憩させてもらいました。

山線鉄橋
千歳川

赤い色が映える「山線鉄橋」と鉄橋が掛かる「千歳川」。
鉄橋は千歳川の河口に掛かっており、有名なのでしょうか、撮影する人がいなくなる時間がありませんでした。
千歳川は水がとてもきれいで、カヌーやSUP(サップ)を楽しむ人が大勢いました。この日は風が強くて支笏湖が波立っていたため、自慢の透明度を想像することも難しかったのですが、透き通るこの川の様子を見て納得できました。

まとめ

休暇村の利用は、2年前に「富士」に泊まってから2度目。
その時に休暇村の会費無料の会員制度「Q会員」に登録していたので、今回は会員料金で宿泊できましたし、宿泊料金100円につき5ポイント付与されて1ポイント1円として利用できる「Qポイント」が前回の宿泊で付与されていたので、これも利用してお得感の高い宿泊ができました。

スタッフの皆さんの対応も「富士」と同様に、気負いが無く親切丁寧です。
それに何よりも、休暇村の宿泊施設は本当に良い場所にあるんですよね。
施設自体は周辺環境に馴染むためかシンプルな感じではありますが、無駄に規模が大きくなく宿泊者数も予想できる範囲ですし、国立公園や国定公園など、色々規制がありそうなエリアの中の自然を満喫できる場所にあるので、そういった旅を(あまりお金を掛けずに)したい時にはありがたい宿です。

お陰で、支笏湖周辺の自然や木々の緑、その中で小鳥たちが飛び回りさえずる声を聴いて癒される旅ができました。

<関連情報>
「休暇村支笏湖」公式サイト

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