日帰り旅行 -夫婦で本栖湖-

実は、2ヶ月ぶりにオートバイでツーリングに出かけようと思って、9月末に休暇を取ってたんです。
その予定を、数日前に家庭内で表明したんですが、逆に土俵際でうっちゃられた結果、日帰りでドライブに出かけることになってしまった、聞くも涙(?)のお話しです。

日帰りドライブといっても、あまり遠くに出かけると奥さんが疲れてしまうので、片道3時間程度で行ける範囲ということにして、富士五湖を目指すことにします。
この辺りに行くのは本当に久しぶりで、前回行ったのは結婚前のデートだったかもしれません。

朝8:00、予約しておいたトヨタレンタカーでクルマを借りて出発。
定番の東名高速の横浜町田ICと中央道の相模湖IC近辺で、渋滞に巻き込まれたお陰で、2時間30分後に河口湖ICに到着します。

特に奥さんは朝が早かったこともあり、早々にお腹が減った模様で、ICを下りて間もなく見つけたコンビニでおにぎりやサンドイッチを買って、駐車場の車内で食事をします。
30分程で食事を済ませて、また走り出したのですが、コンビニを出てすぐに「ほうとう」のお店を見つけた奥さんが、「アッチが良かった~!」と叫びましたが、小食な私たちには後の祭りでした。
最初からしっかり食べたいという方は、ICから河口湖に向かう道沿いで探す方が、選択肢がたくさんあると思います。

目次

本栖湖は本当に透明度が高い湖です

国道139号を30分程走り、国道300号に入って間もなく本栖湖の「展望公園」に到着。
中央道の大月JCTで分岐してからこっち、既に嫌〜な予感はしていたのですが、富士山は雲に隠れてうっすらと見えるだけでした。

本栖湖の案内板
こう見えるはずが・・・
本栖湖越しの富士山
これ。😞

さあ、気を取り直して湖の周囲を走る道を進んでみます。
ところどころで、深いターコイズブルーの湖面が見えるので、邪魔にならないところでクルマを止めて覗き込んてみます。

本栖湖の透明度

キレイな湖水ですね。
透きとおっているので、浅瀬では湖底の様子が良く見えます。
本州で、最も透明度の高い湖というのもうなずけます。
少し沖の方で、10人くらいの人がカヌーに乗って集まっています。
スクールが開催されているみたいですね。

別の方向を見てみようと思い、少し移動すると・・・

本栖湖の謎のアブク

何やらアブクが浮いてきています。
湧き水が有るのか~と感心して、「これだけキレイなんだからそうだよね~」なんて、奥さんに話しかけていたら、アブクの出る場所が動いてます。
「まさか、ネッシー的な未確認生物でわっ!」と期待感が高まって来たところに、「さっき、シュノーケリングができるって看板が有ったよ。」との冷めたお言葉。
なんだ、ダイバーか・・・。

でも、ダイビングは海でするものだと勝手に思っていたので、驚きでした。
これだけキレイなら、ダイビングしている人も潜りたくなりますよね。

富岳風穴に潜入してみた

次はどこに行こうかと奥さんに聞いたところ、風穴がいいと言うので、ご要望にお応えして富岳風穴に参ります。
以前、鳴沢氷穴には行ったことがありますが、こちらは初めてかもしれません。

富岳風穴の案内板

本栖湖の展望公園から、河口湖方面に戻って20分程で富岳風穴に到着します。
当日の外気温は25℃程ですが、風穴内は寒いかもしれないので、ポケッタブルのウィンドブレーカーを持って行くことにしました。
駐車場にクルマを停めて、青木ヶ原樹海に向かって伸びる遊歩道を進んでいきます。

ちなみに、この看板の足元にある小石の山は、富士山を模しているものの様です(後で気が付きました)。

奥に進んで100m程のところに料金所があり、入洞料金350円(大人1名)を支払います。鳴沢氷穴にも行くのであれば、まとめて支払いができます。
ゲート横にヘルメットが置いてありましたが、こちらに戻ってきている人たちも特に被っている様子が無かったことから、必須ではないんだろうと想像して、ここはノーヘルで突入します。

ゲートから風穴入口までの遊歩道は、右も左も溶岩とその上に生えた樹木や苔ばかりの原生林的な世界が広がっています。
遊歩道が無ければ迷ってしまいそうですが、とても素晴らしい景色です。

富岳風穴への階段

風穴の入口に到着しました。
ここで、持ってきたウィンドブレーカーを着用します。
階段は傾斜が急ですし、ヘルメットも着用していないので、上下に神経を張り巡らせて下りて行きます。
階段を下りてすぐに、しゃがまないと通れない難所がありますので、注意してください。

富岳風穴内部
富岳風穴内の説明板

中はやっぱり寒いです。天然の冷蔵庫として使われてきたというのも分かります。
足元は、濡れているところが多いので、気を付けて。

最深部に到達しました。
ここまでは、入口からゆっくり歩いて10分程度でしょうか。

富岳風穴の突き当り

ライトアップされている先は、ヒカリゴケが生息しているところらしいです。
ここから先は、人の通れるスペースは無いので、来た道を戻ります。

外に出てきました。
特に狭いところが怖いという訳ではありませんが、やっぱりホッとします。
急に暑さを感じたくらいなので、中と外で気温差は10℃以上あると思います。

鳴沢氷穴への案内板

駐車場に戻る際に見つけた案内板です。
鳴沢氷穴までは、自然遊歩道を使っても、散歩に程よい距離みたいです。

偶然見つけた八木崎公園は素敵な公園でした

時刻は、13:00を過ぎたところで、富岳風穴を後にします。
帰路に着く前にお茶でも飲もうかということで、河口湖周辺に向かいます。

うろうろして、半分道に迷った様な状態で彷徨っていたところ、たまたま出くわしたのが八木崎公園。
ちょうど、トイレに行きたくなっていたこともあり、一旦駐車場に停めて用をたします。

ホッと一息ついて見渡してみると、なんか良い感じの雰囲気です。
折角なので、少し歩いてみることにしました。

八木崎公園広場

駐車場からすぐのところにある円形の広場の先には、芝生のエリアが広がっていて、その向こうには河口湖が臨めます。
広場と湖との間に柵が無いので、開放感が有って良いですね。
あっ、でも、小さいお子さん連れの場合は、目を離さないであげてくださいね。

八木崎公園(河口湖畔)

周囲は、芝生にピクニックシートを広げている家族連れ、アウトドア用のチェアを持参して、湖岸近くでくつろいでいるカップルなど、思い思いのスタイルで過ごしています。ベンチも数ヶ所あって、ウォーキングの合間に休んでいる人もいます。
平日なので、全体的に人は少なめなんだと思います。

光の筋(八木崎公園)

ふと見上げれば、雲の間から光の筋が・・。
幻想的な画も撮れました。
雲が多い日だったけど、まあいいかという気分になれました。

さて、最初の目的だった、お茶を飲める場所を探します。
駐車場に戻りながら、ふと見やると、アイスクリームの販売を宣伝している立て看板が置いてあることに気が付きました。
公園内の別の場所に何か有りそうなので、そちらに向かってみることにしました。

八木崎公園の花壇(インパチェンス)

途中、インパチェンスでしょうか、キレイに花が咲いている花壇を通り過ぎます。

八木崎公園の花壇(ラベンダー)

遊歩道の反対側には、ラベンダーの植栽が広がっています。時期は過ぎてしまっていましたが、きっとシーズンには紫色の花と香りが楽しめるんでしょうね。ちなみに、この画像は中心にある岩の上にセキレイがいたので、撮ってみたものです。

建物がありました。
河口湖ミューズ館といって、与 勇輝(あたえ ゆうき)さんという人形作家の作品を常設展示している町営博物館でした。

河口湖ミューズ館

色々見て回って、少し疲れてきてしまったので、今回は展示物見学の方は遠慮させていただいて、併設のカフェで休ませてもらいます。

カフェ(河口湖ミューズ館)

ダージリンティとソフトクリーム(バニラとラベンダーのミックス)を注文します。紅茶のお供のクッキーも、ほんのりラベンダーの香りがしました。

ソフトクリーム(河口湖ミューズ館)
庭園のバラ(河口湖ミューズ館)
庭園(河口湖ミューズ館)

カフェ前の庭は、キレイに手入れされており、お茶を飲みながらの眺めも、気持ちの落ち着ける良いものでした。

30分程休憩して、体力も戻ってきたので、そろそろ帰ろうと思います。
しかし、河口湖畔には、こんなに素敵な公園が有るんですね。

公園案内板(八木崎公園)

案内図が有ったので見てみました。
どうやら、湖畔には幾つかの公園が点在している様です。
みんな、こんな感じの公園なんでしょうか。
羨ましいぞ、富士河口湖町民!!

時刻は、15:00です。そろそろ出発します。
レンタカーの返却時間もあるので、多少の渋滞を見込んで、帰るには良い頃合いです。

途中、2回程休憩を入れて、18:00過ぎに自宅に到着します。
期限前にレンタカーを返却し、今回の旅も無事に終えることができました。

後に調べたところ、富士山の全容が見える日数が平均して50%以上ある月は、11〜2月の模様です。
湿度が低く、雲ができにくい時期のほうが良いのでしょうね(その代わり寒いかもしれませんが・・)。
次回こそは、富士山全体見られる日に来るぞと、奥さんとともにリベンジを誓うのでした。

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