【Vストローム650XTの燃費】タンクが空になるまで走ったら・・

燃料タンクが空になるまで走ったら、オートバイの実燃費が分かるかな・・なんて考えたことはありませんか?
仮に考えたとしても、むしろ空になった後のことを考えると恐ろしいので、やってみようとは思いませんよね。
ちょっと変わり者かもしれない私でも、そんなこと思ったことはありません。
そう、そんな気持ちはこれっぽっちも無かったのですが、恐ろしいことが起きてしまいました。それも高速道路上で・・・。

★★ 注意 ★★

高速道路上のガス欠(およびそれに起因する駐停車)は、道路交通法の次の事項に該当します。
・高速自動車国道等運転者遵守事項違反:違反点 2点、反則金 7,000円(二輪車)
・駐停車違反:違反点 2点、反則金 7,000円(二輪車)

それは、2021年の夏。青森県の八戸を目指して、東北道の花巻JCTあたりを走っていたときのことです。
このとき、既に燃料計の残量警告インジケータが点滅し始めてしばらく経っていましたが、「次のSA(サービスエリア)までの残り10kmは走れる!」なんて思っていました。
不用意でしたが、これまでの経験からおよその燃費は分かっていたつもりで、何というか変な自信があったんですね。
しかし、計画への詰めの甘さが祟り、エンジンは「ヒューン⤵」とトーンを落としながら次のSAの手前8kmで止まってしまいました。
このとき、「ヤッちまった!」というテロップが頭の中に流れたのは言うまでもありません。

今回は、結果的に分かった満タンから空になるまでの航続距離や燃費について、この事の顛末と反省・教訓を交えて皆さんと情報を共有したいと思います。

目次

Vストローム650XTの航続距離と燃費

前略、高速道路の上より

さて、このときの走行条件ですが、次のようなものでした。

天候:晴れ(気温30℃超)
速度:メーター読み 100km/hをキープ(ときどき追い越しのために+10km/h)
選択ギア:巡航時はトップギア(6速)

いつもは、自分的に心穏やかで気持ち良い速度の90~100km/hあたりで走るのですが、このときはちょっと調子に乗っていて速度域が高かった気がします。
次の写真がガス欠時のメーターです(実際は、高速道路上から退避した後に撮ったものです)。

ガス欠時のメーター

Vストローム650XTの燃料タンク容量は20ℓなので、燃費は・・

走行距離:542.4km
燃費:542.4km ÷ 20ℓ = 27.12km/ℓ

27.12km/ℓとなりました。
さすがスズキが誇るアドベンチャーツアラーです。

ご存知ない方のために説明しますと、外気温が「32℃」と表示されている液晶画面の最下段が燃料計で、残量が6つのバーで表示されますが、このときは空なのでご覧の通りです。

また、このツーリングの帰りの高速道路区間で給油した際のデータは、次のようなものでした。

復路のメーター

天候:晴れ(気温30℃超)
速度:メーター読み 90~100km/h(ときどき追い越しのために+10km/h)
選択ギア:巡航時はトップギア(6速)
走行距離:396.5km
給油量:14.11ℓ
燃費:28.1km/ℓ(20ℓで562km)

これが自分の中ではいつもの感じの燃費なので、今回調子に乗ってさえいなければ、ガス欠になることもなかったということですかね。

いや、そもそも、そんなギリギリの線を攻めちゃいけませんね

ご参考までに、同年秋の和歌山ツーリングで、東名・新東名を走って四日市あたりで給油したときのデータを以下に示します。

天候:晴れ(気温20℃超)
速度:メーター読み 90~100km/h(最高速度120km/h区間は110km/h走行)
選択ギア:巡航時はトップギア(6速)
走行距離:395.3km
給油量:15.46ℓ
燃費:25.57km/ℓ

最高速度120km/h区間は、新東名の御殿場JCT~浜松いなさJCT間の約160kmですが、100km/h以上の速度で走ると燃費はだいぶ悪くなりますね。

一般道の場合

一般道の場合はどうかといいますと、ちょうど同じ青森ツーリング中に、八戸から下北半島を巡った際のデータがありましたので、そちらをご紹介します。

一般道走行時のメーター

天候:晴れ(気温30℃超)
速度:メーター読み 50~60km/h
選択ギア:4~5速
走行距離:378.2km
給油量:12.75ℓ
燃費:29.66km/ℓ

一般道と言っても、街中以外は信号がほぼ無いエリアで、峠道でもなかったので、燃費は非常に良いですね。
ただ、このときは、脇野沢から津軽半島側の蟹田にフェリーで渡り、そこから弘前に向かう途中で40kmほど高速を使っているので、全行程が一般道というわけではありませんでした。

なお、私は都市部を中心に走ることがほぼ無いため、ストップ&ゴーが多い場合にどの程度まで燃費が変わるのか分かりません。
もし、その様な乗り方をされている方がいらっしゃったら、参考までに是非ご紹介ください。

ガス欠、その後

「ヤッちまった!」というテロップが頭の中に流れる中、路肩に退避してクラッチを切って惰性で走ります。
ガス欠でも、すぐにエンジンがストップする訳ではなく、十数秒かけて徐々に出力が落ちる感じで起きたので、対処する時間がありました。

停まった場所は、次のSAの手前8kmでしたが、幸いにも次のIC(インターチェンジ)までは2kmほどの距離でした。
その距離が分かったとき、オートバイを押して歩くことを想像して一瞬頭の中が白くなりかけましたが、気を取り直して車体を揺すってみます。
すると、わずかですがタンク内にガソリンが残っている様子だったので、恐る恐るスタートスイッチを押してみると再始動しました。そこで、出来るだけ次のICに近づける様、すぐに走り出して路肩をゆっくり進みます。

数百m走る→エンジンストップ→タンクを揺する→再始動ということを何度か繰り返しましたが、何とか次のICから出て近くのガソリンスタンドで給油することに成功。運にも助けられて危機を脱することができました。

反省と教訓

後から考えてみると、いい歳をして何をしているんだと恥ずかしい思いです。
コンプライアンスの観点から如何なものかという事柄ですし、安全上のヒヤリハット事案ですね。

反省点

  • ガソリンは、ツーリングの前日に満タンにしてありましたし、いつもの高速道路での走り方であれば燃費は28km/ℓ以上(良い時は30km/ℓ近く)なので、550km超は行けると計算していました。でも、そもそもそれが過信でしたし、計画が綱渡りすぎました。
  • 結果的に事故に発展することはなかったものの、ガス欠はそこに繋がり得る事柄であるという認識が不足していました。
  • 後でユーザーマニュアルを見たところ、「ガス欠になると触媒装置などの損傷の原因となります」との注記がありました。あれから1年経ち、その後に不調を感じることは無かったので、幸いにして問題は無かったのかもしれませんが、故障の原因になり得ることなので、今後はこの様なことが無いようにします。

教訓

  • Vストローム650XTの航続距離は長いのでとても安心なんですが、高速道路では走行距離が450km前後になったら給油しましょう。
  • 無理な計画、綱渡りの計画は立てないようにしましょう。
  • 自動車教習所で教わったことを思い出し、「かもしれない運転」をしましょう。

以上が、高速道路上でガス欠になるという私の失敗談と結果的に分かったVストローム650XTの実際の航続距離と燃費のお話しでした。
皆さん、ツーリングは安全を最優先にして楽しみましょう。

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