【宿選びで少し贅沢してみた】椎葉山荘(嬉野温泉:佐賀県嬉野市)

「椎葉山荘」は、2022年4月に行った長崎旅行のうちの1泊で利用させてもらった、佐賀県嬉野市の嬉野温泉にある宿です。
嬉野温泉は、「日本三大美肌の湯」として有名な温泉ですから、否応なく期待が高まります(奥さんの方の期待は、とてつもなく大きそうです・・)。

嬉野市は、佐賀県といっても長崎県との県境にある自治体ですし、嬉野温泉自体も九州佐賀国際空港からだと約50kmですが、長崎空港からは約30kmの距離です。公共交通機関を利用しても長崎空港からの方が短時間で着けますが、レンタカーを借りて九州横断自動車道を利用したこの日は、30分程度で着くことができました。

目次

外観

駐車場から入る門

九州横断自動車道を嬉野ICで降り、嬉野温泉の街を通り過ぎて10分ほど山の中に向かって進むと、駐車場が見えてきます。駐車場からは、この門をくぐって徒歩で行くんだなと思ったのでクルマを停めていると、係の方にそのまま門をくぐって進む様に案内されたので、恐るおそるクルマで橋を渡って行きます。

椎葉山荘(橋からの眺め)

橋の上からは、椎葉川沿いに立ち並ぶフロント棟や宿泊棟を眺めることができます。

フロント棟のエントランスです。
荷物を降ろすと、係りの方がクルマを駐車場に回してくれました。
クルマのキーは、フロントで預かっていただきます。

館内

概要

案内板

こちらの全客室数は20室です。
部屋のタイプは、和室、和洋室、メゾネット、バリアフリー、離れと多様で、タイプによって分けられた複数の建物が椎葉川沿いの敷地内に配置されており、全室温泉のお風呂が付いています。
また、お風呂は、部屋付属のもの以外に、宿泊者専用の共同浴場「山の湯」と日帰り温泉施設としても解放されている「しいばの湯」があります。

ロビー

売店とロビー

建物の2階にフロントがあります。ロビーは、こじんまりとした造りです。
その奥(写真では手前)には売店があり、土産物が販売されています。

飲み物の自動販売機は、「山の湯」の入口そばにあります。

うれしのほほん石鹸

そうそう、売店で販売していた「うれしのほほん石鹸」と「うれしの温泉化粧水」を自宅用のお土産として買いました(買わされた・・かな?)。

「うれしのほほん石鹸」は、嬉野温泉の温泉成分とコラーゲンが配合されています。実際の使用感としても、「汚れを綺麗に落とせてサッパリ洗えるのに、潤いもしっかり残してしっとりしている」とは奥さんの弁・・。
私もこっそり使わせてもらっていますが、これに同意します。また、例年初夏以降に感じる顔の脂っぽさが減っているような気も・・(個人の感想です)。

「うれしの温泉化粧水」は、温泉水が70%配合されているそうです。
こちらの使用感は「ベタつきが一切無いのに、スプレーした瞬間からお肌がしっとりして、スベスベする優れもの」だそうです。

サロン

休憩処(テーブル席)

売店のさらに奥に休憩処があり、無料でジュース類やコーヒーなどが飲める様、ドリンクサーバーが設置されています。席は、テーブル席が4席と、川に面した窓に沿ってカウンター席が用意されています。

休憩処(カウンター席)

大浴場

宿泊者専用の「山の湯」と日帰り温泉施設でもある「しいばの湯」があります。
当日の天候のこともあり、利用したのは「山の湯」だけでしたが、お湯は部屋のお風呂との違いは無く、とろみの無いサラッとしたものでした。

フロントで申し込めば、嬉野温泉街にある系列宿の大正屋、湯宿清流に無料で送迎してもらえるので、本来の嬉野温泉のお湯を楽しめるのかもしれません。

レストラン

レストランは、フロント棟の1階にあります。
こちらで、夕食と朝食をいただきます。
写真を見ていると、ここから懸垂降下したくなりますが、一旦サロンの先から建物の外に出て、階段かスロープで階下に降りないと出入りできません。
また、団体客用の食事処として、隣の棟に個室も用意されている様です。

客室内

玄関からの眺め

今回利用させていただいたのは、川から一番遠い棟にある2階の和洋室タイプの部屋です。
ドアを開けて中に入ると、かなり奥行きがある造りになっています。

和室
ベッドルーム

一番手前は10畳の和室で、ふすまで隔てられた続きの間はベッドルーム。
クローゼットは、ベッドの奥に見える据え付けタイプで、2人分だとしても少し容量不足を感じます。

ミニキッチン

廊下の突き当りにはミニキッチン。
シンクとIHクッキングヒーターがあり、電子レンジと冷蔵庫が組み込まれています。
冷蔵庫の中には、500mlの水のペットボトル2本が冷えていました。

脱衣所
バスルーム

こちらはバスルーム。
真新しい湯船からは、ヒノキの良い香りが漂っていました。
お湯は、自ら張る必要があるのですが、蛇口から一度に出せる湯量が少なく、入れるようになるのに1時間近く掛かったのは残念です(吐水口そばには「30~40分でお湯が溜まる」と案内されていましたが)。

温泉分析表

ご参考までに、壁に掛けられていた「温泉分析表」を載せておきます。
美肌の湯ということで、弱アルカリ性かと思っていたのですが、pHは7.24ということで中性、ただ、メタけい酸は97.8mgなので保湿効果は期待できそうです。

なお、「温泉法」では、メタけい酸が50mg以上であることが温泉の定義の一つとなっています。

部屋からの眺め

部屋の外の眺めです。
どこかの山村に来ている様に錯覚してしまいそうな景色です。
椎葉川に流れ込む滝の音も聞こえてきます。

その他、部屋について気になったのは、壁が薄く、隣の部屋に宿泊していた家族のお子さんの声がとてもよく聞こえたことです。宿泊する部屋が「離れ」などであれば問題無かったのかもしれませんが、静かに過ごすことを目的に訪れる方が多くいるであろうことを考えると、残念なポイントです。

食事

夕食

夕食
前菜

夕食です。
食前酒に梅酒。料理は、白和え、吟醸豆腐、前菜です。
嬉野温泉は、湯豆腐が有名なんだそうですね。
写真は撮り忘れましたが、この後お刺身がありました。

大根の煮物
佐賀牛陶板焼き

続いて、大根の煮物。フカヒレが乗っています。
メインは佐賀牛ロースの陶板焼き。

ご飯と味噌汁
デザート

グリーンピースご飯とあおさの味噌汁と来て、最後のデザートは果物と桜餅で締めくくり。
珍しくビールを飲んでしまったこともありますが、それを差し引いても十分お腹いっぱいになりました。

朝食

翌日の朝食はビュッフェスタイルです。
まだ時間前でしたが、気になったので上から覗いてみました。

私の朝食
奥さんの朝食

洋風で可愛らしいのが私ので、和風でガッツリ系なのが奥さんのものです。
奥さんは、旅行の時は、いつもお腹が空くみたいです。
なお、パンは個別包装されたものが並んでいましたので、別の場所で製造しているのだと思われます。

タカの目チェック(女性目線での評価)

奥さんの「タカ子」さんに、女性目線で気づいた点をあげてもらいました。

建物間の通路がまるで迷路

平面の配置図では単純に見えるのですが、敷地内の全ての建物が同一平面に無いため、ところどころに階段やスロープがあり、ここで混乱します。
実際に「山の湯」と部屋を往復した際に、女性に限らず迷っている様子の方を3人も見かけたのは異常です。
事前に、「迷ったら2階のフロントに戻って、そこから階段を下りずに奥に進めば部屋に戻れる」ことを確認していたので、無事に戻ることはできましたが、非常にストレスを感じました。
対策として、大きな病院で行先の診療科によって通路が色分けしてあることがありますが、同様な工夫をしたら良いのではないかと思いました。

通路は完全に外です

通路

部屋からレストランや大浴場に行く際、屋根はあるものの壁の無い外廊下を歩いて行く必要があり、とても寒かったです。
部屋には浴衣と薄手の丹前しか無く、綿入りの丹前の用意があれば良かったです。
夏は夏で、虫に悩まされそう。

食事

夕食は、味は良いが素材そのものを味わうといった感じのシンプルな料理です。

ただ、食事に合わせて焼酎の水割りと飲み薬用の水を頼んだところ、水用のグラスに焼酎を焼酎用の陶器の器に水を入れて出され、うっかり焼酎で薬を飲む羽目になってしまいました。間違えたにしてもそのままにせず、入れ替える等の配慮は欲しかったです。

主人の味噌汁

また、後日気が付いたのですが、主人に出された味噌汁が、スタンダードメニューのものと間違えられていました。
蓋が付いていたので気づきにくいですが、確認はして欲しいところです。

朝食は、ドー〇ーインなどのビジネスホテルの朝食ビュッフェより少し上くらいのラインナップ。
今回の宿泊費のお値段なら、ビュッフェではなく個別に出して欲しかったです。

結果、食事だけが理由ではありませんが、ホスピタリティに対して宿泊費の高い宿という印象だけが残りました。

最後に

宿自体は、温泉街から距離があり、周囲に観光施設も無いことから、自然の中でのんびりと過ごすのに適した環境です(5~6月には、椎葉川で蛍の姿を見ることもできるそうです)。
敷地内の建物群は、木のぬくもりが感じられる落ち着いたもので、出迎えてくれるスタッフの皆さんは、明るく好印象でした。

温泉については、嬉野温泉街の宿と同じ源泉なのかどうかは不明ですが、これが「日本三大美肌の湯」なの?と疑問を感じる様なあっさりとした泉質でした(その点では、嬉野温泉街にある系列宿のお湯も比較してみれば良かったです)。

最後に、厳しめな意見かもしれませんが、宿泊者に対して「なにもしない贅沢な時間」を提供することをコンセプトにしているにもかかわらず、建物間の移動の際の分かり難さや客室の壁の薄さなど、重要な点で宿泊客にストレスを感じさせることについて、改善の余地がある気がします。
私たちが嬉野温泉を訪れるのは、今回が最初で最後になるかもしれないのに、これがこの温泉地の印象として残ってしまうのだとしたらとても残念です。

<関連情報>
「椎葉山荘」公式サイト

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