【祝完遂!】オートバイツーリングで「日本本土四極踏破」まとめ(宗谷岬・納沙布岬・神崎鼻・佐多岬)

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オートバイでの「本州四端踏破ラリー」を約1年間で完遂したのが2022年の初秋。
調子に乗って、さらに遠くの「日本本土四極踏破」を目指して最初の最西端「神崎鼻」を訪れたのが2022年11月。
それから、休暇取得のタイミングや体調・天候等の事情によりなかなか実現できずにいた北海道ツーリングで、最北端「宗谷岬」と最東端「納沙布岬」に到達することができたのが2025年8月でした。
約3年間の長きに亘る時を経て、これでようやく「日本本土四極」全てを巡ることができたのでした。
ここで、それぞれのツーリングを振り返ってまとめておきたいと思います。

目次

日本本土四極踏破証明書

記念すべき「日本本土四極踏破証明書」の完成の図。
この「日本本土四極踏破証明書」は、四極それぞれの証明書の裏面を並べると完成する様にできています。

スクロールできます
日本本土四極最北端到達証明書(裏面)
日本本土四極最西端到達証明書(裏面)
日本本土四極最東端到達証明書(裏面)
日本本土四極最南端到達証明書(裏面)

そして、四極それぞれの到達証明書のおもて面がこちら。
こうして改めて眺めてみると、それぞれの旅が思い出されてとても感慨深いです。

日本本土四極最北端到達証明書(表面)
日本本土四極最西端到達証明書(表面)
日本本土四極最東端到達証明書(表面)
日本本土四極最南端到達証明書(表面)

「日本本土四極踏破」の記念品は、物理的にはこれらの証明書だけ。
「四端の箸(箸と布製の箸入れ)」やステッカーが貰えた「本州四端踏破ラリー」と比べると少し寂しい気もしますが、あちらは証明書が有料なので、無料で配布されているこちらと比べるのは無理が有るというものです。
でも、それぞれの場所で撮影した映像がスマホにありますし、脳内に刻まれた記憶は一生物です。

日本本土四極について

日本本土四極のそれぞれの場所を思い返してみます。
ツーリングの道中で雨に降られたことはありましたが、現地の天候が悪いことはなかったんですよね。
本当にありがたいことです。

宗谷岬(日本本土最北端)

日本本土最北端の碑
  • アクセス
    ◆自家用車:
     函館港から約580km
     苫小牧港から約380km
     小樽港から約360km
     ※現地に無料駐車場・トイレあり
    ◆公共交通機関:
     路線バス(宗谷バス) 宗谷岬下車(JR稚内駅から50分)
  • 周辺の宿泊施設
    あり(稚内市街にキャンプ場もあり)
  • 周辺の食事/土産物店
    あり
  • 到達証明書の郵送サービス
    あり(稚内市役所サイト参照)
  • 到達難易度
    高(関東南部から約1,300km)

一般の日本国民として到達できる最北端である宗谷岬。
初めての訪問で、とにかく印象的だったのは海が驚くほど静かだったこと。
季節的な条件もあるのでしょうが、湖畔に居るのかと錯覚するくらいの穏やかさ。
「ざっば~ん!」と波が打ち寄せている場所だと想像していたのですが、少し強めの風の音と「ちゃぷちゃぷ」というさざ波の音が聞こえるだけの拍子抜けするくらいの静けさが漂っていました(もちろん、冬期は別の顔を持っているのでしょうが、現地に行くことでそんな発見をすることができました)。
そして、宗谷岬の南側にそびえる宗谷丘陵。
周氷河地形という、地中の水分の凍結と融解の繰り返しによってできた谷(氷河で削られたのかと思っていたのですが違いました)が木の葉の葉脈の様に見えて、全体的になだらかで丸みを帯びた地形の牧草地の中で放牧された牛の姿や数多くの白い発電用風車を遠くに眺めることができて、穏やかな時間が流れている場所。そんな空間の中で、のんびりとオートバイを走らせるのがとても気持ち良かったです。
一方で、稚内市街に戻るために通った「白い道」は、映えスポットとしてSNSで見たイメージに反してカオス。
法律上、一方通行ではないのでしょうが、稚内市が案内している宗谷岬側を始点とするルートと逆に突入して来る多数の車両や、狭い道幅にもかかわらず退避場所でもないところでクルマを止めて写真撮影する人々、ただでさえ滑りやすい砕かれた貝殻が敷かれている上に、観光シーズンで通る車両が多いせいかところどころ削られてうねっている等の状況で、シート高が高めのオートバイでぎりぎりの足つきの身としては通過するだけで神経が擦り減ってぐったりしてしまいました。

関東南部からの到達難易度は高です。片道1,300kmの距離がありますし、北海道に渡って楽しめる季節も限られるので、ふと思い立って休暇を取り、1泊2日で行って帰って来れるという場所ではありません。また、本州と北海道の間には海があるので、ここを渡るためにどこからフェリーに乗るかによって自走する距離や時間が変わりますし、フェリーの出港時間や乗船時間という考慮すべき制約も変わります。

納沙布岬(日本本土最東端)

四島のかけはし
  • アクセス
    ◆自家用車:
     函館港から約680km
     苫小牧港から約430km
     小樽港から約480km
     ※現地に無料駐車場・トイレあり
    ◆公共交通機関:
     路線バス(根室交通) 納沙布岬下車(JR根室駅から44分)
  • 周辺の宿泊施設
    あり(根室市街、20km以内にキャンプ場は無し)
  • 周辺の食事/土産物店
    あり(食堂のみ)
  • 到達証明書の郵送サービス
    あり(根室市役所サイト参照)
  • 到達難易度
    高(関東南部から1,300km超)

納沙布岬も、一般の日本国民として到達できる最東端の地(本当の日本最東端は南鳥島)です。
こちらは、目的地だった「宗谷岬」以上に、領土や国境というものを強く意識させられる場所として印象に残りました。
ここまで至るツーリングルートとして、羅臼町からは泊湾沿いを走っていたのですが、海の向こうにはずっと国後島が見えていましたし、何といっても歯舞群島は納沙布岬のすぐ目と鼻の先、もし道路が通っていたら1時間もあれば歩いて到達できる距離なのですから。
また、「四島のかけ橋」や「祈りの火」など、北方領土返還を祈るモニュメントや資料館もあり、生まれてこの方感じることが無かったすぐそこに他の国の領有地が有るという緊張感を感じました。
もちろん、学校の授業を通じて教わることは必要なことですが、大人になったとしても現地を訪れてみることの重要性を改めて感じました。
今回、ただの楽しいツーリングの目的地としてしか見ていなかったのですが、新たな意識が生まれた気がして個人的に印象に残る場所でした。

関東南部からの到達難易度は高です。こちらも片道1,300km以上の距離があり(むしろ最北端より距離がある)、最北端と同様に北海道ということで、一定の計画性をもって行動しなければならない目的地です。

佐多岬(日本本土最南端)

佐多岬
  • アクセス
    ◆自家用車:
     志布志港から約90㎞
     ※現地に無料駐車場・トイレあり
    ◆公共交通機関:
     到達手段なし(鹿児島交通の路線バスで到達できるのは根占までで、根占以南で運行している南大隅町
     コミュニティバスの利用は同町民限定)
  • 周辺の宿泊施設
    あり(約6kmの大泊に無料キャンプ場もあり)
  • 周辺の食事/土産物店
    食事は佐多地区にあり、土産物は佐多岬観光案内所にあり
  • 到達証明書の郵送サービス
    あり(南大隅町役場サイト参照)
  • 到達難易度
    高(関東南部から約1,200km)

佐多岬は、観光案内所のある駐車場から展望台まで、1㎞弱歩く必要があります。
遊歩道がきれいに整備されているのですが、結構アップダウンがあって体力を使いますので、駐車場から往復する時間も最低30分は見ておいた方が良いでしょう。
それでも、本土四極の中では次の二つの理由で一番楽に往復できると感じられた場所です。
一つ目は、大阪南港と志布志港をフェリーで往復するならば、志布志港に着いた当日夕方に復路の便があるのでとんぼ返りすることが可能なこと。
曜日によってフェリーのダイヤが異なる点は注意が必要ですが、現地でおよそ6~7時間は自由に使うことができます。
二つ目は、志布志港から佐多岬までの距離は約90㎞ですが、そのうち25km程度は東九州自動車道が利用できるということ。
このお陰で時間短縮が可能になるので、単に往復するだけでなく、他に2ヶ所程度(自分の場合は、神徳稲荷神社と雄川の滝など)の立ち寄りスポットを組み入れてもツーリングを楽しむことができました。
ただ、この時はまともな食事休憩は取れていませんし(私的にはよくあることですが・・)、復路の志布志港に着いたのは乗船のアナウンスが放送される直前でしたから、余裕を持って回るためには立ち寄り先は1ヶ所にとどめた方が無難かと思われます。

比較的楽に感じたとは言っても、関東南部からは1,200km(自走したら1,500kmほど)の距離がありますので到達難易度は高です。フェリーを使って現地0泊のスケジュールを組んだとしても、往復には3日が必要となります。

神崎鼻(日本本土最西端)

四極交流広場
  • アクセス
    ◆自家用車:
     新門司港から約210㎞
     ※現地に無料駐車場・トイレあり
    ◆公共交通機関:
     路線バス(西肥バス) 神崎入口下車(佐世保駅前から佐々バスセンター経由で乗車時間約60分)
     その後徒歩約25分(2km)
  • 周辺の宿泊施設
    あり(佐々バスセンター近辺、約8kmの長串山公園にキャンプ場あり)
  • 周辺の食事/土産物店
    なし
  • 到達証明書の郵送サービス
    あり(佐世保市役所サイト参照)
  • 到達難易度
    高(関東南部から約1,200km)

神崎鼻は、本土最西端モニュメントを含む神崎鼻公園がきれいに整備された場所。
この地域はリアス海岸として有名な九十九島があり、西海国立公園の範囲に含まれていますが、公園周辺には小規模な漁港が点在するだけで、本土四極のなかでは最も観光地化されていない場所です。
逆に、そのお陰か、ルート上通過した漁港の海は透き通って宝石のアクアマリンの様な色だったことが印象に残っています。
私がここを訪れたときは、大阪南港と新門司港間をフェリーで移動し、現地0泊の計3日間で往復することを計画しました。この計画で自由になる時間は、新門司港到着から復路のフェリーのチェックイン開始時間までの約9時間でした。
5:30に新門司港に到着後、新門司ICから高速道路を乗り継いで神崎鼻公園まで約3時間掛かりましたが、1時間程滞在して、そのまま新門司港に戻っても2時間程度は余裕がありますので、周辺で1ヶ所くらいは立ち寄ることが可能です。私は、他の目的地があったのでそちらに向かってしまいましたが、その予定が無ければ平戸島に渡ってみることができたかもしれません。

関東南部からは約1,200kmの距離がありますので到達難易度は高です。こちらも、フェリーを使って現地0泊のスケジュールを組んだとしても、往復には3日が必要となります。

まとめ

本土四極は、私の住む場所からそれぞれ片道1,200~1,300km。
オートバイに乗ってとはいえ、よくもまあ4ヶ所とも行って帰って来れたものだと思います。
計画時は時間とお金を遣り繰りしたり、ツーリング中には天候の変化や大小のトラブルなどで思い通りにならないこともありましたが、こうして振り返ってみて、本当に元気なうちに行けて良かったとしみじみ感じています。
擦れっ枯らして若さもない人間ですが、この冒険のお陰で日々の活力も得ることができましたし、遅まきながら多少の成長も感じることができました。
やっぱり、「思い立ったが吉日」であり、いくつになっても「今が一番若いとき」ですね。

そして、最後に、この本土四極とその前の本州四端を巡る旅を無事にこなすことができたのは、V-ストローム650XTのお陰でもあります。アドベンチャーバイクとしてはどちらかと言えば地味な車種で、高機能・高性能とは言えませんが、長距離ツーリングに十分に対応できる排気量や燃費性能、高速巡行のしやすさもあって快適にこなすことができました。
購入当時の目的が1日に500㎞以上の長距離ツーリングだったので、最終的にこの車種を選んだことは間違いではなかったと実走してみて確信しました。
この車種が2025年モデルを最後に生産終了となってしまったのはとても残念ですが、最近見たニュースリリースによれば、このエンジン自体はまだまだ活躍の場がある様なのでホッとしていますし、なんだか嬉しくもあります。
私自身は、年齢を考えて次のステップに進むタイミングと思えたので、7年間連れ添った旅の仲間とはお別れとなりますが、本当に良くしてくれたことに感謝しつつ、本記事のまとめとさせていただきます。

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