【祝完遂!】「本州四端踏破ラリー」まとめ(大間崎・潮岬・毘沙ノ鼻・魹ヶ崎)

たまたま知った「本州四端踏破ラリー」ですが、2022年8月に4番目となる本州最東端を踏破して、約1年掛かりで無事に完遂。
すぐさま、必死に集めた4つの端の到達証明書のコピーと共に、本州四端踏破証明書の申請書を下関市役所内の本州四端協議会事務局に送ったところ、翌月には証明書とオリジナル記念品をいただくことができました。

これにて「本州四端踏破ラリー」の全過程を完了です。
今回は、完遂記念ということで、これまでを振り返って同ラリー全般に関してまとめました。

目次

本州四端踏破証明書とオリジナル記念品

「本州四端踏破ラリー」の成果としていただいた、証明書とオリジナル記念品をご紹介します。

本州四端踏破証明書

こちらが「本州四端踏破証明書」。
各自治体の市長・町長の直筆サイン(を印刷したもの)入りです。
畏れ多くも、わたしのチャレンジ精神に敬意を表していただきました。

右肩にある数字は通し番号だと思いますが、3900番代でした。
同事務局のサイトによれば、2020年末時点で3446人だったので、この1年半で500人程度は増えたということでしょうが、それでも全国民の0.003%ですから、まだまだ希少です(2022年9月現在)。

それと、送付状に記載されていたのですが、この証明書の電子データ(PDF)を希望する人は、電子メールで氏名とシリアルNo.を連絡すれば貰えるそうです。

以降は、「本州四端踏破証明書」と一緒にいただけるオリジナル記念品です。

本州四端踏破オリジナル記念品(内側)
本州四端踏破オリジナル記念品(外側)

1つ目は、「四端の箸(箸と布製の箸入れ)」。
箸の色は、申請時に黒か赤を選べます(わたしは、何となくおめでたい感じがしたので赤を選びました)。
箸には、1本ずつ金文字で「東西南北」、「本州四端」と文字入れされています。
使うのがもったいない気がするので、しばらくは保管しておこうと思います。

本州四端踏破オリジナル記念品(ステッカー)

記念品の2つ目は、「踏破ステッカー」です。
サイズは、11cm ✕ 11cm。
パステルカラーで優しい色合いです。
オートバイのトップケースにでも貼ろうかな・・。

同事務局のホームページによると、「毎年1回、12月末日までに応募いただいた方の中から抽選で10名様に本州四端の特産品をプレゼント」していただける様です。
年間の応募者が400名とすると1/40くらいの確率なので、宝くじより期待できますね。

なお、「本州四端踏破ラリー」の証明書と記念品は、証拠として4つの端の到達証明書のコピーが無くても、「そこに到着したことがわかる本人が写っている写真」があれば応募できます。
私の場合は、各端の証明書に拘ったので全て入手しましたが、時間的に余裕がない場合もあるので有難いですね。
その他、応募に関する詳しい情報は、本州四端踏破ラリー事務局の下関市役所のサイトをご確認ください。

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本州四端について

ここでは、本州四端のそれぞれの場所について総括してみます。
考えてみると、地球が滅亡する訳でもないのに、せわしなく1年で回り切ってしまいました。
今思い返すと「何もかも皆懐かしい・・・」と、宇宙戦艦〇マトの沖田艦長の台詞が口をついて出てきそうです。

大間崎(本州最北端)

本州最北端の碑
  • アクセス
    ◆自家用車:
    青森市・八戸市から約3時間(無料駐車場・トイレあり)
    ◆公共交通機関:
    路線バス(下北交通) 大間崎下車(JR下北駅から1時間46分、フェリー乗場前から11分)
  • 周辺の宿泊施設
    あり(キャンプ場もあり)
  • 周辺の食事/土産物店
    あり
  • 到達証明書の郵送サービス
    あり(大間町観光協会サイト参照)
  • 到達難易度
    中(関東南部から800km超)

大間は、マグロ漁港として有名であることと北海道へ渡るフェリーターミナルであることから、想像していたよりも賑やかなところで、本州最北端という言葉からイメージするほど寂れている場所ではありませんでした。
もし、そういうものを求めるのであれば、同じ下北半島では尻屋崎の方が情緒を感じられるかもしれません。
また、マグロ漁が本格化するのは夏の終わり頃からの様なので、水揚げされたばかりのマグロが目的であれば時期を見計らう必要があります。
周辺の観光では、薬研温泉や下風呂温泉など、目や耳にしたことがある温泉がありますし、恐山や仏ヶ浦、尻屋崎の寒立馬など、見て回る場所は半島内に広く分布していることから、1日で回り切るのはかなり大変だったので、もう少しゆっくり出来たら良かったなと思います。
到達難易度は、ギリギリ中くらいの印象です。これは、オートバイ利用で体力が許せばの前提ですが、距離があるものの時間的には早朝に出発して日暮れ頃に到着できる範囲なので、往復2日で実施可能であることが理由です。

潮岬(本州最南端)

本州最北南端の碑
  • アクセス
    ◆自家用車:
    新宮市から約1時間、和歌山市から約2時間(無料駐車場・トイレあり)
    ◆公共交通機関:
    串本町コミュニティバス 潮岬観光タワー下車(JR串本駅から17分)
  • 周辺の宿泊施設
    あり(キャンプ場もあり)
  • 周辺の食事/土産物店
    あり
  • 到達証明書の郵送サービス
    あり(潮岬観光タワー宛に申し込むそうですが、ケース数は多くない様なので手続き詳細は要確認です。連絡先は一般社団法人南紀串本観光協会サイト参照)
  • 到達難易度
    中(関東南部から600km弱)

潮岬は、南紀という温暖な気候の地域ということがあるのでしょう、周辺は観光施設も多く、全体的に南国リゾートの雰囲気でした。本州四端の中では、観光地として一番開発されている場所という印象です。
それでも、潮岬観光タワーから海側は広場になっており、岬から南側に見えるのは海しかありませんから、端っこ感は高いです。
紀伊半島には南紀白浜、熊野三山など回ってみたい場所はたくさんありますので、それらを含めて考えると何度でも楽しめそうです。
到達難易度は中の印象です。オートバイ利用で早朝に出発すれば、まだ現地で一つくらい何かできそうな時間帯に到着可能なので、往復には2日必要ですが旅をした感も味わえると思います。

毘沙ノ鼻(本州最西端)

本州最北西端の碑
  • アクセス
    ◆自家用車:
    下関市内から約40分(無料駐車場・トイレあり)
    ◆公共交通機関:
    路線バス(サンデン交通) 吉母港下車(JR下関駅から約1時間)
    その後徒歩約1時間(3.5km)
    電車 梅ヶ峠駅(JR山陰本線)下車 その後徒歩約1時間30分(6km)
  • 周辺の宿泊施設
    吉母港周辺にあり
  • 周辺の食事/土産物店
    なし(5kmほど離れた国道沿いにあり)
  • 到達証明書の郵送サービス
    あり(下関観光コンベンション協会サイト参照)
  • 到達難易度
    高(関東南部から1,000km)

毘沙ノ鼻は、現地の駐車場に飲み物の自動販売機とトイレはありますが、近隣に食事などできるところはありません。
ここを主目的にするというよりは、30km以上離れた角島、竜宮の潮吹、秋吉台などの観光スポットと併せて記念に訪れる場所という印象でした(私は主目的にしてしまいましたが・・)。
到達難易度は高です。関東からは1,000kmの距離があり、オートバイで自走するか悩みましたが、大阪南港からフェリーで新門司港に行けば、そこから1時間もかからずに着けることが分かったので、角島や秋吉台を回る時間的余裕ができることもあって、フェリーの利用を選択しました。危険を顧みず、寝ずに走り続けるというのでもなければ、どちらにしても往復には3日が必要となります。

魹ヶ崎(本州最東端)

本州最東端の碑
  • アクセス
    ◆自家用車:
    宮古市内から姉吉キャンプ場または魹ヶ崎駐車場まで約40分(無料駐車場・トイレあり)
    その後徒歩1時間15分(3.7km)
    ◆公共交通機関:
    路線バス(岩手県北バス) 姉吉下車(三陸鉄道・JR 宮古駅から1時間13分) 徒歩30分(2km)で魹ヶ崎駐車場着 その後徒歩1時間15分(3.7km)
  • 周辺の宿泊施設
    なし(姉吉キャンプ場はデイキャンプ専用)
  • 周辺の食事/土産物店
    なし
  • 到達証明書の郵送サービス
    あり(電子メールにて問い合わせ、返信された指定の要領にて申し込むそうです。連絡先は宮古市役所サイト参照)
  • 到達難易度
    高+(関東南部から600km)

魹ヶ崎は、ここを目的地にするか、姉吉キャンプ場でのデイキャンプの一環ということでもなければ、人が行くことは無さそうな場所です。
20kmほど離れた宮古市内には浄土ヶ浜の様な景勝地はありますが、魹ヶ崎はそのついでに行く様な場所ではなく、ここに行くための準備をしっかりしてから行かなければならない所だと感じました。
到達難易度は高+です。表現方法はともかく、本州四端を踏破した方なら、ここが一番大変だということに異論は唱える方はいないと思います。関東南部からの距離は600kmほどで、潮岬と大差ないのですが、駐車場から片道4km弱のトレイルを歩かなければならないので、日暮れ前には戻って来たいですし、クマが出没するエリアなので、冬眠期でもなければ、安全を最優先にしてクマが活発に活動する時間帯(早朝や日暮れ以降)を外した方が良いです。
体力にものを言わせれば、深夜に出発して昼前に駐車場に到着、昼前後に駐車場と魹ヶ崎を往復して時計が0時を回る前に帰宅という荒業も可能でしょうが、無事に帰って来てこその旅ですから、せめて往復に2日は掛けることをお勧めします。

まとめ

さて、改めて思い返してみましたが、全ての場所の準備から帰ってくるまで色々ありました。
本州四端の地は、それぞれに特徴があって面白かったです。
欲を言えば、各日程に1日ずつでも余裕があれば、1~2ヶ所は余分に楽しめたかなという気はしますが、また行く楽しみが残っているとも言えますので、これはこれで良しと考えます。

「本州四端踏破ラリー」の全般的なまとめと振り返りは以上です。
これからやってみようという方の参考になればうれしいです。

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